12月に入ると、日本ではかならずどこからか聞こえてくる、山下達郎の”クリスマス・イブ”。

いつどこで、コマーシャル化されてしまったのか定かではないが、本来の意味とはかけ離れて、日本ではクリスマスイブは、”恋人達の特別な夜”へと盛り上げられて時が流れている。20年以上前から、、、。

北米(カナダを含む)では、クリスマスは家族がそろって、”イエスキリストの誕生を祝い”一緒にディナーを食べるという意味を持つ。もちろん、全ての家族がクリスチャンではないので、その家族にはイエスキリストの存在はないが、その場合は日本のお正月のように、家族で集まるということがとても重要視されている。家族と離れている人たちは、友人同士で集まるとかの場合もあるが、そのため、レストランやバーに行く人、車の交通量が通常より極端に減る。

今年のクリスマスイブは、リッチモンドに住んでいる夫のいとこの家でパーティーが行われた。通常は、夫の叔父宅でいつもなら集まるのだが、今年は、叔母が足を痛めていてあまり長時間立って入れないので、娘が自らその役をかってでたようだ。

クッキングをあまりしない?と有名な彼女だったが、そのパーティーには、初デビューの上、両方の家族を招待した様で、おそらく30人くらいの人が来ていたと思う。キッチン、リビングルームに人や食べ物が溢れていた。もちよりのスイーツも種類が一杯でたまらなく甘くて、おいしかった。すでにおなかが一杯だったのでパーティの食事の写真を取るのを忘れてしまった。

客観的に見て、パーティーのホスト、”初デビュー”をしたいとこ夫婦は大成功したと思う。私達もいつかカナダに帰国(予定は未定)した際、いつかみんなを家に招待したいと思う。

クリスマスの朝は、なぜかちょっと早く目が覚める。コーヒーを飲んでキッチンでぼーっとしていたら家族がおきて来て、朝食後に、各自プレゼントの山に囲まれ自分の陣地?包み紙をあけた。コーナーから綺麗にテープをはがそうとする日本人とは違い、やっぱり包み紙は勢いよく真ん中からバリバリと破く為に作られているのだと思った。

朝から、夫の母はターキーの丸焼きの準備でひと急がし。北米サイズの大型オーブンはやはり大きくて使いやすい。ターキーのスタッフィングとグレイビー、サイドディシュにマッシュポテト、スイートポテト、芽キャベツ、コーンのバター煮、etc…
ターキーはグレイビ-ソースとクランベリージャムとを交互に食べると味が飽きなくていい。

デザートは手作りのテラミス。本当に軽くて美味しくて、おなかいっぱいだったけど、おかわりをしてしまった。明日もまた食べたいと思うほど上出来のおいしいティラ・ミスだった。

ティラミスとは、イタリア語で英語に直訳するとティラ(Pull)ミ(Me)ス(Up)、意訳では残ったベーキング(クッキーとか)を使ってケーキなどを作るということらしい。

日本に帰ったら、クリスマスディナーを家族の為に作ることになっているが、マジかで作るのは見たものの、実際に、ターキーを夫と二人で作る時は結構大変だと思う。夫の母はこれを何十年と作り続けているので勝手が分かっているが、私たちの場合はそうではない。とはいっても、最初はみんな失敗したりするので、まず始めることが大切か?

シェフデビューがまじかに迫ってきている、、、、。