秋分の日に思う。

もう9月も末、最後のロングウィークエンドだ。夫はカナダの両親に電話をしていた。その会話によると、バンクーバーはもうすっかり秋模様のようだ。夜は冷えるので、もうセーターを着ているとの事。彼の母は10月初旬のサンクスギビングデーのディナーの用意で毎日バタバタしているそうだ。

それに引きかえこの名古屋では、まだ30度を超えた暑さが続く。それに、実際ここに住んでいて感じたことは、名古屋には緑が極端に少ないということ、そして、町全体の風通しがとても悪い気がする。

実家の鈴鹿がとても涼しく感じた。

その原因はいくつかあるが、まず大きな原因の一つは、風通しが抜群にいいこと、そして家の周りを木に囲まれていること、その上、近所など、周りには販売場のスプリンクラーが何台もあり、それらが最低、一日一回は作動していることにより、温度の上昇を防ぐ効果があるからだと思う。コンクリートジャングルの名古屋とでは、平均2~3度の温度差がある。

ちなみに、名古屋市のヒートアイランド現象の対策をちょっと調べてみた。

その結果、この春、名古屋市は民有地などの緑化を促進するための緑化地域に関する都市計画案の発表をしたそうだ。敷地面積300㎡以上の建築行為に対して10~20%の緑化を義務付ける方針とのこと。名古屋市が緑化地域の指定へ

木がいっぱい植えられたのなら当然、蝉の音も激しくなりそうだけど、人の心も落ち着くし、木陰も多くなる。少しは涼しくなるのではないかと思う。クールルーフ、壁面緑化、庭の芝生化等、いろんな方法があると思うが、この夏、一番気になったのは”ドライミスト”の存在である。東京のオフィス街だけでなく、名古屋でも”JRタワーズのミニ菜園パティオ”にも設置されているらしい。

来年の夏も、おそらく名古屋に住んでいる?と思うので、暑さに勝つ!対策は日本の暑さに慣れてない私たちにはとても切実な問題なのである。