実家の両親は、二人ともシニアで、年金をもらっている年齢だが、事業の後を継いでくれる”跡取りが”いない今、老夫婦は、二人三脚しながら、全力パワーで本当に頑張っている。

クリスマス、お正月と食べることをやめず、食べたいだけ食べたので、体を動かすことは行動が不可欠となってきている今、この仕事はちょうどよかったと思う。

かといって、肉体労働なので、おやつの時間というのがきっちり10時と、3時にある。またそこで食べたいだけ食べていたら、なんの意味もないが、でも、何かを食べないとお昼までは持たない、、、。

Twitterでも書いたが、お天道様の下で働けて、”青空大学”という大学でも学べてることは、とても貴重な体験だと思う。

青空大学は、誰かがつけた名前で、授業料もいらない。卒業もない、、、かもしれない。

講義は、自然と人間に関して、そして、教授は、自然。

講義は、空、風、緑の木々、土の存在意義から始まる。

その前に、選ばれた生徒は、何かの理由で、心を柔らかくしてもらっている。目がふさがれていると見えるものも見えないし、耳がふさがれていると、聞くべき事が聞こえないからである。


毎日、表情が違う。時間帯によって、雲の形も違う。雲は風にのってゆっくりと動いていく。黒い雲が遠方からやってくると雨がふる。そして、雪を降らせて、地面を白化粧させたりする。

「風
どこからともなくやってきて、どこかへとなく去っていく。時には、やわらかい毛布のような暖かさを運んできたり、それとは反対に凍えるような冷たい北風をも運んでくる。その風は音とともにやってくる。

「緑
木々には、大きさの違い、緑の深みの違い、葉っぱの形の違い、花の有無、咲く時期の違い、咲く色の違いがあり、人の目を飽きさせることがない。1月の真冬に花が咲くなんて、氷点下20度?のところからは考えられないが、ここでは椿の花が、赤、白ときれいに畑を色づけている。そして、そこにはみかんも、、、、日本の秋の紅葉は、カナダのメープル街道とは全く違う、美しさと深さを持っている。日本の四季は、世界一だと私は思う。

「土
赤土や黒土など、、地域によって色が違う。地面は雨の有無によって手触りを変える。乾燥し切ってしまえば、表面は割れてくるし、雨が降れば、粘土状になり、もっと降れば水たまりを作る。大雨がきたら土砂になり、土自体が流されてしまう。流された先で、新居を構えることになるのか、、、。

自然は、あるのが当たり前で、人が、立ち止まり、振り返ることをしないと聞こえないメッセージを秘めていると思う。
耳を澄ましてきいてみると、確かに聞こえてくる、、、、。

青空大学の教授は、決して有名大学の教授ではないけれど、人間が生きていくのに必要なことを教えてくれると、、、。

青空大学の生徒は知っている。
毎年、調査をして資料を集めてそれに基づいて、念入りに事業計画を立てる。ただ、どんなに頑張っても、人間の力をこえる自然を相手に商売しているので、どんなに抜け目なくバッチリと計画を立てたとしても、必ず、どうしても計算どおりにいかないことが必ず起こって来るのを知っている。

その天災が起きた時、短期間中はパニックモードのギアがかかってしまったとしても、必ずそれを乗り越えていく方法を見つけていく力を与えられる。そんな中で、自然と共存して生きていく方法を選んでいく、、、。

もちろん、大学を中退する人もいる
自然の権威に逆らわず、常に自分より強いものの存在を意識しながら、相手への尊重と共存していく方法を学びとる、、、という卒論もどきは、その人たちには書けない。むしろ、自然が邪魔するので、事業が思いどおりにいかないから、腹を立てて終わってしまうかもしれない。

私が青空大学に入学してからもう何十年にもなるが、学びが終わる必要性を感じたことがない。そして、ポジティブでいるのがつらくなったと思える時、ここに帰って来れる幸せ。つくづく心から、自分を自分らしくしてくれる自然に囲まれた”田舎”に生まれて、本当に良かったと思っている。